恒星・新星・超新星

恒星とは天球上で相互の位置をほとんど変えず、星座を造る天体です。太陽も恒星の一つであり、大きさは太陽の数千倍のものから太陽の100分の1の地球位のものと、様々ですが、いずれも巨大な水素ガスの塊で、中心部に原子核反応をもった発光源があります。
今まで暗くて目立たない星が、突然輝きを増して、従来の数万倍の明るさになる現象を新星と言います。これは恒星の外層部での爆発現象で、分光学的にも爆発を示す速度変化がみられます。多くは1力月前後で滅光し、視界から消滅します。1970年2月14日、倉敷天文台の本田実は蛇座に新星を発見し、また4月15日わし座に別の新星を発見しました。前者は最大光輝4等に達し、多くの貴重な情報を残しました。新星は、天の川の周辺にみられますが銀河系内では、2、3年に一個の割で発見されます。
突然の増光が数億倍に達するものを超新星と言います。これは恒星進化の未期的症状で恒星全体の爆発的崩壊現象であり、他の小字宙に現われた場合には、その小宇宙全体の明るさに匹敵する輝きを示す場合もあります。1つの小宇宙で超新星の出現は数百年に1個の頻度ですが多くの小宇宙の中で毎年数個の超新星が発見されています。

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